【Hp-PORIMSの特徴】
■注射薬、内服薬すべての剤形薬の計数調剤を安心・安全に行うことができます。■
インシデント、ヒヤリハット事例の大部分が、薬品自体や規格・剤形の
取り間違いに起因するものであるのはご周知のとおり。
特に病院薬剤部においては注射薬調剤もあり、薬品の即効性が高いゆえ、
その間違いは重大事故に直結してしまいます。
また、薬剤師の病棟への進出が、これまで以上に進んでいく中で、少人数体制で
計数調剤業務を行わざるを得ない状況が増加することも容易に予測できます。
「Hp-PORIMS(ポリムス)」はそんな1人調剤の環境下であっても、
計数調剤におけるヒューマンエラーによる調剤ミスを未然に防止するサポートシステム。
しかも基本操作はピッキング時に薬品棚のQRコード(JANコード、GS1バーコードでも可)を
バーコードで照合するだけ。これまでの調剤作業にこの動作が加わるだけで、内服薬のみならず
注射薬も含めた全ての薬品でストレスのない安心の計数調剤を行うことができます。
【Hp-PORIMSのコンセプト】
①注射薬も内服薬も。計数調剤薬品の取り間違いを防止。
②少人数体制下における安全環境構築で、薬剤師の病棟業務進出をサポートします。
③夜間・休日当直時等の1人薬剤対応時の頼れるパートナーとしても。
④チェック動作が加わるだけで、通常業務でも支障なくお使いいただけます。
⑤エラー時は画面・音のマルチセンシティブで注意喚起。
⑥スマホ感覚の操作性。
【Hp-PORIMSについて】
Hp-PORIMSは、Patient Oriented Risk Management System
(患者志向のリスクマネジマントシステムの意)の各単語の頭文字から
ネーミングされています。患者さんが安心してお薬を服用、または投与できるように、
そのために薬剤師が本当に安心・安全な環境でストレスなく調剤できるように。
それはユヤマの製品づくりにおける変わることのないポリシーでもあります。
※Hp-PORIMSはユヤマ調剤支援システム「YUNICOM-Ex」との連動が必須条件となります。
【Hp-PORIMSの機能】
■注射薬も内服薬も。全ての計数調剤薬品を簡単・スピードチェック!■
Hp-PORIMSは注射薬・内服薬のいずれにも対応するピッキングサポートシステム。
ユヤマ調剤支援システムYUNICOM-Exから出力される集計表(病棟別、患者別)
や処方箋に印字されたバーコードを読み取った後に(もしくは処方番号を入力)、
各薬品ピッキング時に棚に貼付したQRコード(JANコード、GS1バーコードでも可)
を照合するだけの簡単運用。誤って違う薬品を照合した際には、画面・音といった
視覚・聴覚に警告します。集計表あるいは処方箋の全薬品ピッキング完了時には、
音で完了をお知らせしますので、取り間違いや取り忘れなどのピッキングミスを防止します。
■運用に応じたモード選択でスムーズなチェック体制をサポート■
①ピッキング・薬品照合方式
ユヤマ調剤支援システムYUNICOM-Exから出力される注射箋・処方箋や
集計表(病棟別・患者別)に印字されたバーコードを照合すると、
ピッキング薬品一覧が表示されますので、あとは該当する薬品棚に貼り付けた
QRコード(JANコード、GS1バーコードでも可)を照合するだけです。
ピッキング方式は棚番順に行う「順序モード(棚番順)」または任意順で行う
「ランダムモード」があり、運用に合わせて予め設定いただけます。
②計数チェック方式
Hp-PORIMSでは、リスクマネジメントへのウェイトバランスに合わせて
選択設定いただける計数チェック機能もご用意。
薬品チェックのみで計数チェックは行わない「計数入力なし」モードをはじめ、
ピッキング数量をテンキーで入力する「数量入力あり」モード、そして薬品個別に
GS1データバーがある薬品などで1本ずつ照合スキャンしてカウントアップしていく
「全数スキャン」モードがあります。
③払出記録モード
処方箋や集計表のバーコード照合を行わずに薬品ピッキングを行った記録のみを
行うモードで、病棟配置薬の取り揃え業務などでご活躍いただけます。
計数記録は、数量入力なし/数量入力あり/全数スキャンの3方式から
運用に合わせて選択設定できます。
■薬品充填時のチェック機能も、照合スキャンするだけ■
薬品充填時も、ハンディターミナルで薬品元箱のバーコードと薬品棚
のQRコードを照合するだけ。充填量は、必須/任意/入力なしの3方式
から運用に合わせて選択設定いただけます。
充填記録は、PC端末から任意の期間を指定して閲覧、帳票・CSV出力可能です。
■QRコードラベルは使いたいときに、使いたい分だけ出力可能■
薬品棚に貼付するQRコードラベルは、附属のラベルプリンターを利用して
いつでも出力していただけますので、新規採用薬などにもすぐ対応いただけます。
■エラーの統計分析で、調剤インシデント・ミスの減少へ■
ピッキング時や充填時のミスは、エラー情報として記録され、
帳票やCSVデータにて出力が可能です。
このエラー統計で、どの薬品で、またどの薬剤師が間違いを起こしがちなのか、
また、どの時間帯にミスが発生しやすいのかなどを多角的に分析して、
計数調剤過誤をゼロに向けて、薬品の棚配置変更などの対策・実践が行えます。